目指す人

2008年生れの息子、2014年生れの娘、19XX年生れの無口な夫とお気楽コンビニ店員の私の4人。それぞれが目指す過程を綴る。

通過

一瞬声が出なくて。

母「・・・」

担「通われますか?」

母「本人と相談の上、近日中に連絡致します。」

 

後方で聞き耳立ててる人に、手応えの意味も含めて通過報告。

 

顔がパァっっと明るくなる。

 

結果より、その場を楽しんでおいで、と言ったけど、

やっぱり緊張したよね。

まだ11歳だもんね。

 

よくチャレンジしたよ。

 

凄い。

一次予選通過。

おめでとう!!

少しドキドキ。

担当者(塾のBOSS)「先日のテストの件ですが、息子さん、何か言ってました?」

母「算数も国語も手ごたえあったと言ってました」

担「そうですか。実は、算数は100点満点中、50点くらい。国語はもう少し下でした」

 

う・・・。

あいつめ。手ごたえの意味、間違って理解してるんちゃうか・・・。

 

母「お恥ずかしい。手ごたえ無い結果でしたね(;´∀`)。本人に伝えておきます」

 

担当者はテスト結果について様々話していたが、

これにて終了な予感が溢れていたので、

私からの依頼を忘れぬうちに。

 

母「一つ、算数で気になる問題があったようで、どうしても解きたいそうなんです。

お手数ですが、算数のテスト用紙だけ頂けませんか??」

担「それは、原則としてできないんです」

 

残念・・・。

その後も、受験者数・平均点・順位等々矢継ぎ早に質問したが、

すべて答えて貰えず。

母撃沈。

 

最後の別れとなった際、担当者が言った。

 

「あの、それでですね。

点数は低かったんですが、算数を解く工程が良かったので、

創駿会、合格としました。」

 

母「・・・」

そして1週間

全力投球のテストが終わって1週間。

テスト用紙は回収されたので、

息子は解けなかった算数の問題を思い出し、

何度も解こうとしていた(答えが分からないので消化できず)。

もし、テストに落ちたとしても、

算数のテスト用紙だけは頂こうと思っていた。

 

矢先。

担当者から電話が。

テスト結果の報告だ。

保護者説明会終了

盛り沢山の話を聞き、資料も貰い、帰り支度をしていると、

連行された子供達が保護者の元に続々戻って来る。

マイペース息子も、最後の方に戻って来た。

「楽しめた?」

「今までで一番難しかった」

余り、楽しめなかったようだ。

 

難しく、時間も足りない中で、

精一杯書き込んできたらしい。

うん。

良く頑張った!

保護者説明会

連行された息子の行方は分からず、

私は熱気溢れる会場の最後方に座り、頂いた資料に目を通す。

すると、会場後ろに事務所内の先生達がゾロゾロと入室してきた。

ぎっしり。

本気で落ち着かない。

ふざけたメモなんて取れない。

 

まぁ

そんなこんなで説明会スタート。

塾責任者のあいさつから始まり、

創駿会担当の英語・国語・理科・数学の先生の説明を聞く。

 

馬渕が自信を持って送り出す、最高峰の先生達。

やさしそうな先生なんて皆無。

全員目が厳しい。

あの目で見られると、私はきっと逸らしてしまう。

 

「スピードが速く、非常に難しい授業。塾の時間も遅い。宿題の量も膨大です。」

 

塾終了時刻は22時らしい。帰宅したら22時45分か・・・。

現在21時半就寝の息子に耐えられるのだろうか。

 

「あとね。こんな問題も解かれへんのか!と怒鳴られても、

創駿会のメンバーは、必ず這い上がって来ます。

くよくよしないです。

悔しいから、なにくそ!精神でやり抜くんです。」

 

やり抜く力だけは、あるかな。

入塾テストへの道のり

息子に質問してから1週間後の2/1の午後。

母は、朝6時からのコンビニの仕事を終え、

息子と共に猛者集団のテスト会場へ向かう。

 

電車で30分。

 

時間に余裕を持って出発したのに、

下車後、都会の道に15分程迷ってしまい

スマホの道案内を使ったのに迷うと言う失態)、

ゼーゼー息を吐きながら会場へ到着する。

 →会場から駅まで徒歩1分であることに気付き、泣きそうになる。

 

到着してすぐ、息子はテスト会場へ連行、

私は、保護者説明会会場へ通される。

ギリギリすぎて、色々恥ずかしかったが、

何とか正気を取り戻す。

 

さて。

最終入場の為、最後方角の席から猛者親を眺めつつ、

灘高校合格へのストーリーを拝聴するとしよう。

息子へ質問です②

1月下旬の夕方。

赤いウィンドブレーカーを着た息子が、無駄に走って帰宅する。

学校での出来事を、聞いてもいないのに話し出す。

そして宿題。

そしてswitch。

そして息子へ質問。

 

母「この前の入塾テスト、考えた??どうする?」

息子「うーーん。ちょっと緊張するけど・・・。受けてみる。」

母「チャレンジするんやな」

息子「チャレンジする」

母「2/1と2/22にテストがあるらしいけど、早めに受けてスッキリしようよ。

勝手ながら2/1で進めるよ。」

息子「OK♪」

と、言うことで2/1が決戦の日と相成りました。

 

さぁ。

どうなることやら。

母は、とっても楽しみです。